ダンロップタイヤが今年、新型スタッドレスを発表した。
ウインターマックス02だ!
この新型スタッドレスの氷上試走会をアイスリンクにて開催したので参加してきました。
この試走会ではダンロップ ウインターマックス02を履いたアクアと
B社の最新モデルを履いたアクアとを比べるような形で氷上を走らせる。
比べるのは
1・スタートのトラクションのかかり具合
氷上でなおかつ車両のトラクションコントロール機能をオフにして
0発進加速時のタイヤの空転具合を比べます
B社を履く車両は空転する時間が長くメーター内のスピード計が30~40キロを示すものの
実測の速度は約12~16キロしか上がりません
ダンロップのウインターマックス02も走り出しの空転はするもののその時間は明らかに短く
しかしながら実際の車速はB社と同等でした。
2・ブレーキ性能
その後、車速12~16キロからのブレーキ性能テストを行います
B社とウインターマックス02とではブレーキを踏み完全停止までの制動距離を比べます
氷上でのブレーキングは現在の最新車両ではABSの装備により運転手の技量を必要とはしませんが、
ABSの介入を受けるまでのタイヤのロックアップを感じ取ることは雪道を走るうえでの重要な感覚だといえます。
実際の制動距離は先ほどのABS介入により大きな差は生まれませんでした。
ですが、ブレーキペダルを踏み初期制動が始まるその瞬間に大きな差を感じ取ることができました。
ウインターマックス02では明らかにタイヤのグリップを大きく感じ氷上に食い付くイメージが伝わってきます。
残念ながら、何度もテスト走行を繰り返した氷上コースはタイヤの空転やブレーキの摩擦によって路面に水が浮き出ており、
極端に摩擦係数の低下した状態でしたので制動距離も同等の結果になりました。
3・スラロームテスト
ここでは、氷上スラロームを行い横滑りやスピードコントロールの性能テストを行います。
まずはB社、グリップ力は十分に発揮されておりスラロームコースをハンドルを切った通りに車両が曲がっていきます。
氷上という厳しい条件の中しっかりと進むべき場所に車を操作していくことができます。
ただ、ハンドルを切って曲がっていきハンドルを中立に戻していく操作(切り返し操作)でより戻しが大きく出ます。
これは、タイヤが横方向のグリップから縦方向のグリップに変化する直前に感じる違和感として車両に伝わってきます。
ウインターマックス02ではより戻しの感覚はほとんど感じず、スムースに切り返しができました。
これは、従来製品から約3%向上させたコーナリング性能の現れだと思いました。
ダンロップ史上 最高傑作 ウインターマックス02は、当社にて早期予約中です。
今年の冬はこれで決まりです。